2019 theme

Spatial join

今年のテーマは"Spatial Join"
原義は「空間の結合」。私たちが生きるこの空間。同じようだが、実は異なる空間。環境、目的、立場、手法、考え方。このすべてに答えは無い。すべては多様性です。その多様性が結合してこそ、素晴らしい 空間になってゆくのではないでしょうか。
昨年の"多様性"から、さらに進んだ、協力や出会い、気づきが得られるよう願いを込めました。 さあ、コミュニティとともに一緒に多様な視点を楽しんでみませんか?

Our Timetable

スケジュール

QGIS初級編 - QGISで台帳システムを作ってみよう

by 野田真人 / HRS株式会社

QGISへのデータの読み込みから、レイアウトを利用して帳票(のようなもの)を印刷してみるまでの一連の流れを通して、QGISの基礎的な使い方を学びます。

時間 9:30-12:30

定員 25名

PCを使ったり、WiFiに接続したりができる程度の知識を必要とします。

対象 QGISで地図の印刷や、情報の管理をしてみたい方。表計算ソフトでの情報管理が嫌になったけど、データベースはちょっと…という方。

事前準備 QGIS3.4以上をインストールしたノートパソコン、ご自身の使いやすいポインティングデバイス(マウス、トラックボールなど)

対象OS 解説はWindows 10で行います。ご自身で使うOSはWindows, Mac, Linuxを問いません。使い慣れたOSを使用してください。

会場 札幌市産業振興センター「セミナールーム2」

資料 資料1

JavaScriptとMySQLでGISを作ってみよう

by 宮内 はじめ / E2D3, Code for Nagoya, OSGeo財団日本支部, 日本PostgreSQLユーザ会
山﨑 由章 / Oracle Corporation (MySQL Community Team)

MySQLのGIS機能や位置情報の取り扱いについて解説し、その実例としてJavaScriptでお手軽にGISを実装してみます。

時間 9:30-12:30

定員 20名

HTML及びJavaScriptについての基礎知識を必要とします。MySQLの知識は必要ありません。

対象 GISに興味がある方なら誰でも受講可能です。

事前準備 事前に下記のインストールをお願いします。

  • FTPクライアント (FileZilla Clientを推奨)
  • テキストエディタ (UTF-8のファイルが編集できること。Visual Studio Codeを推奨。)
  • ブラウザ (Google Chrome)

対象OS Windows, Macどちらでも可能です。

会場 札幌市産業振興センター「セミナールーム3」

資料 資料1 資料2 資料3 資料4

QGIS中級編 - フィールドとつなげるQGIS

by 三宅 光葉 / 株式会社MIERUNE

現地調査やフィールドワークの事前準備や現地で収集したデータの整理方法を学びます。 また、QGISプロジェクトをスマートフォンから編集できるアプリQFieldをさわってみます。

時間 13:30-16:30

定員 25名

QGIS初級編の知識を必要とします。

対象 現地調査やFWを行う土木系技術者、中学高校の教職員、学生など

事前準備 QGIS3.6以上をインストールしたパソコン、AndroidアプリQFieldをインストールしたスマートフォン

対象OS Windowsの利用を前提に進めます。Macでは機能が制限されていたり,操作方法が異なる場合があります。 スマートフォンアプリQFieldはAndroid版のみ提供されています。

会場 札幌市産業振興センター「セミナールーム2」

資料 資料1

もくもく会

フリースペースです。午前のセッションでわからなかったことや技術的な質問をしたり、皆で作業するスペースとしてお使いいただけます。

時間 13:00-16:30

会場 札幌市産業振興センター「セミナールーム3」

開会あいさつ

by 鈴木 貴文 / FOSS4G Hokkaido 実行委員長

10:00

北海道胆振東部地震で崩壊地トレースを超スピードでやってみた

by 喜多 耕一 / 北海道総合政策部情報統計局情報政策課

≫資料 (speakerdeck)

北海道胆振東部地震で、大規模な山腹崩壊が発生しましたが、山地の崩壊範囲を誰よりも早くトレースし、誰よりも早くオープンデータで公開しました。その結果様々なところで利用していただいたので、そのことについてお話します。

10:05

噂の u-blox 製「ZED-F9P」 を搭載した低価格高精度 GNSS 受信機「MG1」の紹介

by 麦島 正司郎 / くまはちらぼ

u-blox が昨年リリースした ZED-F9P を搭載した GNSS 受信機「MG1」を通して、ZED-F9P の性能や使い心地を紹介します。

10:30

Kepler.glを使ってサクッと地理空間データを可視化

by 遠藤 隆浩 / フリーランス

uber社が提供しているオープンソースの地理情報可視化ツールKeper.glを使って,ブラウザ上でスクリプトなどの記述不要で,インタラクティブにデータを追加し,様々な種類の描画レイヤーで可視化する方法を紹介します.

10:55

立体構造物をUAVで画像取得してSfMで三次元復元した話

by 榎本 真美 / 土木研究所 先端技術チーム

効率的なインフラ維持管理にUAV等のロボットを活用するため、UAVに搭載したカメラで橋梁の画像を取得し、SfMによる三次元復元を行いました。SfMは、代表的ないくつかのオープンソースソフトウェアを使用して、比較検証を行った話をします。また、測量座標値(GCP)付与による三次元モデルの位置補正方法についても触れます。

11:30

ONE COMPATH(旧社名:Mapion)、位置情報 ✕ マーケティングはじめました。

by 古谷 宣博 / 株式会社ONE COMPATH

≫資料 (speakerdeck)

ONE COMPATH(旧社名:Mapion)が提供を始めた、エリアデータマート「TORIMAKU」は、第3次メッシュから都道府県までの範囲の気象や統計など周辺情報をエリアと結合し、マーケティング活用いただける形に加工して、提供しているサービスです。
「TORIMAKU」を利用することで、ユーザーの位置情報から属性を付与したり、店舗の周辺環境が分析できるので、より精度の高いマーケティングが可能になります。 今回「TORIMAKU」のサービス開発において、FOSS4Gをどの様に活用しているか、ご紹介させていただきます。

11:55

え?オープンデータ?、そんなんやらはったらええんちゃいますのん

by 東 健二郎 / 京都府庁・京都大学公共政策大学院

全市町村オープンデータ化を達成した京都府におけるGISデータの活用

12:20

基調講演

英語表記アウトドア用地形図をQGISで作成―HokkaidoWilds.orgのPDFマップを事例に―

by Robert Thomson / HokkaidoWilds.org, 北星学園大学文学部(デジタルメディア社会論研究室)

大自然や世界最高のパウダースノーを求めて、北海道を訪れる欧米豪新圏のアドベンチャーツーリストが急増する中、英語表記の高精度地形図の需要が増している。本発表では、国土地理院や環境省生物多様性センター発行のベクトルデータをベースに、バックカントリースキー、登山、カヌーツーリングなどで参考できる英語表記の地形図をQGISで作成するプロセスを紹介する。地名やバス停の英語への自動翻訳、QGISスタイル、植生図の活用などを重点的に紹介する。

※本講演は日本語での発表になります。

13:45

まちなかで命をつなぐサケ、探してみませんか?

by 丸山 緑 / 札幌ワイルドサーモンプロジェクト

SWSP(札幌ワイルドサーモンプロジェクト)では、写真の位置情報を利用した市民参加型のサケ調査を実施しています。 具体的には、ジオタグがついた写真を市民にインターネットに投稿してもらい、その情報を公開したGoogleのMyMapに集積して、いつどこでどんなサケがいるのか、誰でも見られるようにしてます。 発表では市民参加型調査の結果を報告するとともに、GISを用いてどのような場所で投稿されているのか分析した結果をお話ししたいと思います。

14:25

地図とかデザインとか

by 加藤 創 / 株式会社プランテーション

地図×デザインをテーマに、今まで作ったものを紹介します。

14:50

宇宙データプラットフォームTellusとオープンデータの活用

by 城戸 彩乃 / さくらインターネット株式会社

15:25

ARIA:異種シミュレーション連携で水害予測

by 湯村 翼 / 情報通信研究機構

我々が研究開発した、浸水シミュレータと避難者シミュレータの連携を用いた水害被害予測システムについて発表する。各シミュレータおよび道路情報データベース、経路計算サーバ、避難アプリアミュレータをMQTTで結合し、シミュレーションによる水害被害の検証に加えて実際のアプリケーションの動作検証も行うことができる。また、浸水状況と避難状況の可視化は、時空間情報可視化ライブラリHarmoware-VISを用いて描画したものを、3Dプリンタで出力した立体地図へプロジェクションマッピングを行う。

15:50

MySQL 8.0で強化されたGIS機能と使用事例の紹介とシェープファイルのインポート手順について

by 山﨑 由章 / Oracle Corporation (MySQL Community Team)

≫資料 (speakerdeck)

MySQLでは現在GIS機能を積極的に開発しています。このセッションでは、MySQL 8.0でのGIS機能と使用事例を紹介します。また、GIS分野でMySQLを使って頂くきっかけになるように、シェープファイルのインポート手順についても説明します。

16:15

GTFSを作ってみた

by 藤田 優貴 / Georepublic Japan

道南バスにおけるGTFS(標準的なバス情報フォーマット)の作成を題材に、工夫した点や苦労した点などを紹介します

16:50

バスの標準的オープンデータ/GTFSを作って視て使ってみよう!

by 太田 恒平 / トラフィックブレイン

≫資料 (slideshare)

標準的なバス情報フォーマット/GTFSにもとづくオープンデータが全国117件に広がっています。2019年にはリアルタイム(バスロケ)情報も標準フォーマットに加わりました。データの作り方、データで何ができるか、GISで路線網やバスロケを可視化するとどうなるか、お話しします。

17:15

みんなで使う考古学データ

by 石井 淳平 / 厚沢部町役場

≫資料 (GitHub/reveal.js)

1970年代以来、日本考古学界は膨大なデータを蓄積してきました。その成果は各地の博物館で目にすることができます。しかし、一つの遺跡を発掘すると百万点を超える遺物出土も珍しいことではなく、膨大なデータが未利用で蓄積されており、これらのデータの活用は大きな課題です。
2019年5月19日に開催された第54回考古学協会セッションでは、考古学情報のオープンデータ化にむけた実践事例とICT技術を活用したワークフローについて検討が行われ、考古学の再現性と再利用可能性について各地域の成果が集積されました。 GitHubを利用した考古学情報の公開、SfM/MVS技術を利用した計測技術、発掘調査報告書公開システムである「全国遺跡総覧」などを紹介し、「みんなで使う考古学データ」に必要な技術やノウハウについて考えます。

17:40

閉会あいさつ

by 喜多 耕一 / OSGeo.JP理事

18:05

行動規範

Code of Conduct

FOSS4G Hokkaidoでは、皆様に心地よく、そして楽しく参加していただけるよう、行動規範を設けています。

私たちは、性別、年齢、性的指向、身体的特徴、人種や職業、思想や信条や生き方、技術力や技術の選択・手法などのさまざまな個人のありかたに対して、ハラスメントを許容しません。
もしハラスメントや侮辱的言動、イベントへの妨害となる行為や周囲を不快にする言動を取った場合、私たちは当該参加者に退出を求めたり、今後の参加をお断りしたり、法的措置をとる場合があります。

私たちは、FOSS4G Hokkaidoの全ての参加者に対して、行動規範に従うことを求めています。
行動規範の全文はこちらのページでご覧ください。

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OFFICIAL SPONSOR

朝日航洋株式会社
インクリメントP株式会社
株式会社オービタルネット
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五大開発株式会社
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合同会社Georepublic Japan
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合同会社TYS
HRS株式会社
株式会社ノーザンシステムサービス
ESRIジャパン株式会社

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